しまったぁ、三連休の一発目に観る
作品ではなかった〜〜いや重たかったって
意味で決して駄作って意味ではないです。
もっと、頭悪いB級作品から進めるべき
だった‼︎そして中堅くらいに持ってくるべきだった‼︎
それぐらい今作の衝撃ったらないです。
通り魔事件が身内で起きてしまっい
そこからどんどんと家族の歯車は狂って
行く。その丁寧な描き方と家族達の
リアクションの面白みと危うさ
その危うさが決して他人事ではない
いつ自分の身に降りかかるかもわからない
恐怖感も同時に味わいました。
この家族は決して悪人の血筋とかでは
何もない一般家庭なのに、少しのズレが
大きなズレに繋がり事件に発展して行く様
そのしがらみをいやらしく面白げに
観察する親戚の視線や世間の目。
そのリアリティもあってか、実際の事件を
モチーフにしてるんじゃないかと調べたら
近年の似た事件を総合的に監督さんは
咀嚼して作られた架空の事件だってんだからビックリです。
事件後の後の屍鬼累々な家族関係。
生きていくことが最大の罪と言いながら
自分もこれから生きていくことに疲れ
訳もわからず自暴自棄になる葛城清の
もがきざまも圧巻です。
人は選ぶだろうなぁ、疲れるだろうなぁ
身もふたもないなぁ、希望もクソもないなぁ
今の行き道がなく八方塞がりな日本の
生活感すらあぶり出す、怪作です。
そりゃあ、少子化になるさ
そりゃあ、お金がない若者が増えるさ
憤りしかねぇさな。
そんな映画。
