すげぇな。とにかく無事に日本でも公開できて良かった。
情報量が凄まじいし専門的な用語や会話も織り込んでくるし当時の世界情勢？とか頭に入ってるとさらに没入や作品の骨髄まで楽しめるから何回も観ても飽きずに楽しめる内容に感じた。最近のノーランの規則性からしてエンタメ系と重厚ドラマ系？を交互にやる流れがあって今作はドラマ系よりな内容で過去のドラマ系の作品は正直楽しいんだけどノレきれない感じだったのが今回はすげぇ良かったと思う。扱う題材的ににもっと日本人にとってはキツイ内容なのかと思ったけど意外とサラッとしていて多分そう言うのが主題ではないんだろうなって感じた。そうだろうとは思ってたけどさ
流石に例のあのシーンは音の演出も相まってくるものがあったけど、、
今回は御家芸である時間軸をバラバラにする演出は過去最高峰に決まっていたし
今までのノーラン作品の総まとめみたいな
集大成感も感じて気合の入れ方が違うなぁ
新しかったのは昨今ブームだった自伝的内容のフォーマットではなくオッペンハイマーを主観に置いてるけど一歩引いた感じでの作り方が印象的だった。感情移入を主人公にさせ過ぎずに達観して作品に没入できたのが新しいフェーズに突入してる感じがしてまだまだこの人進化するんだって感心した。
基本的には嫌な奴なんだけどオッペンさん
でもキリアンマーフィーが演じてるから
どこから儚げと言うか。嫌いになりきれない感じ？いい意味で。そのバランス感もいい塩梅だった。
180分っていう長時間だけど時間軸を変える演出とプロットの練り込みで全然長くは感じなかった。まだまだ展開していくんか！っていうワクワクすらあったな。
面白いと言うより圧倒されたな。
そんな映画。
