抑圧的な父親と思考停止した母親
内に炎を抱えながらも
顔色を伺う事が染み付いた長男
鬱屈する思いをぶつける先を見つけられない次男
危ういながらもなんとかバランスを保ち
ぎりぎりセーフでやり過ごしている家族は珍しく無いのかもしれない
そのバランスが崩れた時の身も蓋も無い混沌を見せられた訳だけれども
今ひとつ振り切れていない気持ち悪さが残った
無差別殺人の加害者側の視点
家族の在り方の問題提起
死刑廃止論の是非
……焦点が分散してしまっているような……
何より一番気持ち悪かったのは
正論を声高に主張し続ける田中麗奈 が演じた女性😅
この映画は 葛城清 という父親の物語であり
彼のモンスター性を描いた映画と
受け止めるべきなのかな
役者は皆んな素晴らしくて 三浦友和 凄いです
そして 新井浩文 いい役者さんですよね
それにしても疲れました💦
* 5/29 DVD鑑賞