地獄突きビグザム

破門 ふたりのヤクビョーガミの地獄突きビグザムのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ヤクザと半ニートの社会的異母兄弟が2つの世界に苦しみながらも義理を果たす親父に親孝行を果たす映画。
いい映画だと思う。
大事なところは國村純の若頭と二ノ宮一家とのすき焼きシーン。
あそこで3人の関係性がわかる。そのシーンでその周りの関係性や立ち位置が分かり、それで関西弁のやり取りの中、進んでいく映画。
関西弁の近畿ならではの距離感のつめかた。等は良かった。失礼かも知れないが昔の映画的だった。凄い映画の流れに対して静的にスタンダードと言うか、光の使い方が光の多いノワールっぽい印象だった。
ただ、アクションが悪い。退屈。
此は何故か?多分、作り手が戦闘は上手く表現できる作り手ではなく、暴力を表現することが長ける人達だと思う。空間を限定すると痛みが出てくる。
動かないところは良いが、動き出すと落ちた。逆の進撃映画。もっとゴア描写がほしかった。狭い空間では暴力なのだが。