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ゴジラvsコングのバズのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

新型コロナの影響で長らく公開延期となってしまっていた本作。
ついに日本でも上映ということで、ゴジラファンの私は上映日当日に観てきた。

結論から述べると、前作である『キング・オブ・モンスターズ』が良すぎただけに、少し残念に感じてしまった。面白いことは面白いんだけど。

まずゴジラとコングの戦闘シーンの迫力は凄い。特に第一戦目の海上での戦いはまさしくこれを待っていたと言わんばかりのド迫力な対決。
第二戦目は香港の街中での戦いとなるわけだが、こちらの戦闘シーンも見応え十分。ただ一戦目に比べるとヤンキーの喧嘩感が強い気がする。
ゴジラがコングを踏みつけ、睨みながら勝ちを宣言するかのように吠えるのだが、これ喧嘩に勝ったヤンキーやなって感じで観てた。対するコングも負けてねえぞこの野郎みたいな感じで吠えてたし。

じゃあ何が残念かというと、まず一つ目はメカゴジラ。あんなんメカゴジラじゃなくて機械の意思を乗っ取っただけのキングギドラじゃんか…
人間が作り出した兵器が暴走するという、ありがちな設定で人間の浅ましく愚かな部分を描こうとしたのかもだけど、コングをボコボコにしたゴジラをあんだけ圧倒しといて、最後はボロボロのコングとゴジラのタッグにやられるってなんじゃそらって感じがしてしまった。まあでも作り物ではオリジナルには勝てないよって意味もあったんだろうか。

二つ目はモンスター以外の謎ストーリー。コメディ要素の意味もあったんだろうけど、水道水飲むなとかいう頭おかしい配信者とその信者と違法アップロードおデブのストーリーは必要だったんだろうか…結果的にメカゴジラを倒すきっかけ作ってたけど、それが操作盤に酒かけるだけってシステム脆弱すぎるやろ…

ってな感じで、面白いことは面白かったけど個人的には少し残念な部分が目立ったかなという感じ。小栗旬の英語力も含めて。
ただ今作はアメリカで爆売れしてたらしいし、また何かしらのゴジラシリーズ作るんじゃないかなとは思ってるけどどうなるんでしょう。
次回は純粋なモンスター映画を期待!
バズ

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