スワヒリ亭こゆう

ジャック・リーチャー NEVER GO BACKのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

2.9
前作『アウトロー』がなかなか良かったので、続編やるなら映画館へ行こうと思い、観て参りました。


前作では憲兵という立場が独特で、アクション映画でありつつ、謎解きのエッセンスも加わってたのが良かったんです。

法を侵してでも真実を追い求め、悪に裁きを下す。
有りがちですが、トム・クルーズ映画としてはジャック・リーチャーはいいキャラクターだなぁと思いました。


で、続編ですが…ちょっと『ボーン・シリーズ』意識しちゃったのかなぁ。
一生懸命マネしてるのを、隠そう隠そうと頑張ってるけど、全然隠せてない。
ボーンが矢沢永吉なら本作は高橋ジョージみたいな感じですよ。

とにかくアクションだったり、敵の裏をかく手段などボーン感出まくりでした。


正直、ストーリーも謎解きなどのサスペンスをエッセンスとして加えて欲しかった。
それをやる事でオリジナリティが出たと思うのに、勿体無い出来栄えでした。


娘疑惑の女がメインキャストで出てくるんですが、それも無い方が良かったです。
ビジュアルもマジか?と疑いたくなるくらい可愛くなくて何が狙いなのかな?と不思議に思ってしまいました。
あまりにも脚本的に余白ありまくりだから、仕方なく埋めたのかもしれないですね(^_^;)


それとトム・クルーズ…さすがに歳とったなぁ…
顔面の皺を引っ張って伸ばしてるんでしょう首のあたりに皮と肉が集まって首だけブヨブヨになってるし、変な皺が出来てて、エンディングは話が入ってこなかったです(笑)