2018年のマシュー・ヴォーン監督作品。140分…。
謎の組織ゴールデンサークルの攻撃で壊滅状態に陥るキングスマン。アメリカを拠点とする中立なスパイ組織ステイツマンの助力を得て敵の正体を探る。エグジーは仲間の仇を討つため、世界を救うため、前作で凶弾に倒れたハリーとともに、高級スーツに身を包み、ケンタッキーバーボンとともに立ちあがる。
前作と立て続けに観て、ウェルメイドに見える仕立てとともに、寸止め展開とテンポの悪さまで引き継がれてる。これで140分はいくらなんでも長い。カメオ出演かと思われたエルトン・ジョンが下品なジョークとともにガッツリアクションまで。こういうのを贅沢な演出だと思ってるのかなぁ。
前作から引き継がれた要素やキャラがどんどん壊されたり死んだりするのが、ビックリさせてやろうという作り手の意図が透けて見えるようで鼻白んだ。前作では主人公エグジーのキングスマン抜擢は社会階級の超克を暗示していたが、本作では彼が主人公である必然性もほぼ無い。ほなハリー単体でええやん。
クリスマスにあわせて前日譚と思しき続編が公開されるらしいけど、このシリーズはもうええわ。マシュー・ヴォーン、Kick-AssとX-MEN: First Classは面白かったから期待してたんやけどなぁ。
https://twitter.com/syuhei/status/1459699713645547523?s=20
