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キングスマン:ゴールデン・サークルのみのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

待ちきれなかったので観てきました。
初見の感想としては、監督の見せたいシーンのために色々なものを犠牲にしすぎているような気がして、これ、楽しかったし興奮したんだけど素直におもしろいって言っていいのかな…と複雑な気持ちになりました。でもよくよく考えたらやってること、1の時と全然変わんないんですよね。人は簡単に死ぬし、それが主要キャラであろうがなかろうが全然関係なく、ある意味フラットな感覚で作ってるんだろうな、という。
マーリンのカントリーロードのくだりで、そこまでに描写されているマーリンの一貫した信条や、エグジーの父親の自己犠牲に報いたいという気持ちをすごく感じて、本当に辛くなってしまったんですけど、そこからなだれ込む面白アクションシークエンスとの落差にどう反応したらいいんだろうと思ってしまった。さすがに役者の力に頼りすぎなんだよな。これマークストロングじゃないと成立しないでしょ…
でも、ハリーとエグジーの共闘がみたかったよね、みんな!ちゃんと入れといたよ!!っていう監督の屈託なさもすごいわかるんですよね。マーリンの死もロキシーの死も、そのための通過儀礼でしかないのですか。もう心がぐちゃぐちゃなんですよ?!(気がくるっている)
マシューヴォーン監督、人の心を理解して歩み寄ろうとしてるサイコパスみがある。

まあこの世界観だから3では義足のマーリンとか地下組織に匿われたロキシーが登場するんだろどうせ……JBはメカドッグになって蘇ります。

何回か観て、最終的に私はこのポンコツ映画をめちゃくちゃ愛してるというところまで持っていけたので、あとは日本で公開されるまで反芻します(つらい)
み