ぷぅちん

キングスマン:ゴールデン・サークルのぷぅちんのレビュー・感想・評価

2.5
納得いかない結末。後味の悪さだけが残った。

テンポは良いけど、話がスムーズではなく急に方向転換するような唐突な展開が多い印象。つまりはとっ散らかってる。
キャラクターの使い方も凄く雑。

アクションは相変わらずカッコいいし、悪役ポピーの天真爛漫かつ残酷なキャラクターは見ていて楽しかったけど、終盤に向けて存在感、ボスキャラ感が弱まっていくのは如何なものか。
ここはもっと劇的に描くべきでしょ。

そして、個人的に最大のげんなりポイント。
麻薬中毒者を“助けるべき者”として描いているのに、麻薬を恨む者を“単純悪”とした事。
もちろん善人でもないし「ヤク中は全員死ね」と言いたい訳でもないよ。

同情の余地のあるキャラクターを、最後あんな扱いにして「ボケ」と吐き捨てたシーンは全くスッキリせず、モヤモヤ感と後味の悪さが残る。ポピーと扱いが逆でしょコレ。

監督は何かの皮肉のつもりだったのかな?。

救う対象がヤク中ってのは応援しづらいものがあるよね。
ぷぅちん

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