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ケンとカズのfkyのレビュー・感想・評価

ケンとカズ(2015年製作の映画)
4.6
せ、切ねえーーー!!!ベストオブ切ない邦画更新。是非人に勧めていこう。

「ビジランテ」や「ディストラクション・ベイビーズ」のようなノワールとして見初めて、最初のチンピラ揺すりシーンではちょっとコミカルさすらあると思っていた。今となってはあの子供の名前決めのシーン、ビッツ!ビッツ!のなんと幸せなことか。

組長のキャラ変が起きることは読めるが、そこが明確なターニングポイントとして一気に事態が悪化していく。藤原季節大ファンの自分としては、季節君に暴力ヤメテー!!!と絶叫したくなるが、もうその頃には止まらない。

結局殺せなかったカズの母も、地獄から抜け出そうとするカズの妹も、そしてもちろんケンの奥さんも...。彼らを思うと悔しくてならない。髪型似合ってねえんだよ!と言われた最後の部下目線もラストショットに入ってるところまで素晴らしい。
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