マルコが描くカトリック教会における魔女裁判🦹♀️🪓非現実と現実の高低差が激しい作品でした。最初と最後で同じ映画を見ていたとは思えない！😱 "告解"っていう言葉知らなかった。キリスト教的な知識に疎いのでちょっと難しかった。シチリアーノからすっかりマルコ・べロッキオのファンになりました。悪魔に魔女裁判にヴァンパイアにかなり情報過多かつ、違う作品を後半に繋ぎ合わせました？？的な急展開は決して嫌いになれない！謎めいていて、美しく、残酷に。面白いようで面白くない。面白くないようでとても面白いのかもしれない。見た後で肯定か否定かも言えない不思議な感じ！
自殺は禁忌とされる神父の兄が自殺。悪魔と契約した尼にそそのかれたことを疑う弟が教会を訪れ、地獄のように残酷な尼いじめ、魔女裁判が始まる。。今の時代に見たら理不尽で不謹慎だ。。髪を勝手に切られ、水に沈められ、、「イエスが世界を救うため耐えた苦しみを、、お前が無実ならイエスが火の試練に耐えたようにそれを証明するのだ。でも不必要な苦しみを避けたかったら身を捧げるのだ」とイエスの名の下に拷問を正当化する教会の男たち。こういう過酷な話だったのに謎のロシア人大富豪が教会を買い叩きにきてから流れが変わり、一気にリアルでポップな話になった。しかも、そのリアルさの中に溶けこむ謎のバンパイヤおじいちゃんという奇妙すぎる構図。
最後は？？ってなったけど美しい終わり方だったからよかった。音楽も素晴らしい！！
