延々と歩く

君はひとりじゃないの延々と歩くのレビュー・感想・評価

君はひとりじゃない(2015年製作の映画)
3.5
 ギクシャクしてる父娘と、ふたりを救おうとスピリチュアル方向から頑張ってしまうカウンセラーのお話。ポーランドで製作され、ヨーロッパでの評価は高いようだ。ベルリン国際映画祭では銀熊賞 (監督賞)を得ている。

 一言でいって「山なし落ちなし」な映画だった。BL・やおい的な意味ではない。まあ一応の落ちというかギャグはあるんだけど、「えっ、それきっかけで終わるの?」とびっくりする。
 センス良いしメッセージ性にも好感が持てる、しかしそこに至るまでがサラサラしすぎるような…まあこれがヨーロッパ的感覚なのだろうか。

 観てる間チラチラと「松本人志だったらどう評価するだろう?」と思った。拍子抜けする落ちにむかって日常生活の場面が続く、という構成が彼の映画と似ている。

 娘役のユシテイナ・スヴァワがすごく見たかったんだよねー。顔のインパクトがすごい。女優さんはこんな言い方じゃ喜ばんかもしれないけど。サッサと英語おぼえて規模の大きい映画に出てほしい。
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