ホン・サンス/キム・ミニ4連作完走。
都合、製作順では遡る形で鑑賞してきて、初タッグ作が最後になりましたが、結果総括として、これはこれで面白い流れでした。
男と女の出会いを、ちょっとした間や言葉の掛け違いでふた通りの結末を経緯する様子を軽いユーモアを挟みながら活写するホン・サンス風コメディ。
監督とキム・ミニの出会いの浮ついた感じまでも作品に出てて、微笑ましく見せつつ。のちのコラボレーションで徐々に滲み出てくる味わいとは異なる幸福感。
それでも、恋愛が単純に成就するのを結末に用意している訳でもなく、何をもって正しく、間違っているのか、考えさせられる構成は面白い。
誰しも、あの時ああいう風に話していれば、あの様に振舞っていなければ、また違った関係を築けたのではないのかなぁと思う夜というのはあるのではないですかねー(特にお酒の席絡みでw)
チョン・ジェヨンではありませんが、キム・ミニは、そりゃ「かわいい」ですよ！
カウンター脇から斜め45°？30°ぐらいからカメラが捉えたうなじとかさぁー、もー！ほろ酔いで照れながらさー！もー！！そりゃ、監督惚れるよね
第1幕目で全てを悟った時の醒めた表情とかも絶妙で最高ですw
このあと、監督と女優の関係や周囲の人々の反応と合わせて、正直に(本作のテーマでもある)その後の作品にある意味ドキュメントしていっているふたりですが、来たる5回目の共同作業ではどんな物語を紡ぐのか、とても楽しみです。
