はならび

500年の航海のはならびのレビュー・感想・評価

500年の航海(2015年製作の映画)
4.0
タヒミックに500年かけて会いにいく映画だったと思ったらタヒミックが監督挨拶で会いにきてくれた
最初は何を見せられているのかわからなかったけど、500年前のマゼランとエンリケの旅路を現代で再現する、現代の2人までが出会う旅路で過去が重なっていくその瞬間が面白かった 私も竹笛で威嚇したい 本編が終わった後に「ディレクターズカットも面白いよ」と1時間ぐらい製作裏話を強制的に見せられるのもメチャ面白かった、なんだこれはと思ったら上映後に監督が現れて壮大な寸劇を始めて、ああこの監督が撮る映画なんだなという謎の理解に襲われる お友達が「話が終わらない近所のおじさんが話す面白い話」と評していたけどまさに監督も映画もそんな感じだった 休日出勤は500年前から存在する
あと上映前挨拶で、「35年の(キャリアと言わずに)人生でたどり着いたもの、私が水の中でもがきながら息をする様を見てほしい」みたいな言葉の重みがすごく良かった
(たしか)ディレクターズカットの中に、ヘルツォークのカスパーハウザーの謎が一瞬映ってなんでだろうと思っていたら監督のキドラット・タヒミックが出演していたんですね、見終わらないままレンタル返しちゃったのでちゃんと見るぞ タヒミック監督愛しい
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