はならびさんの映画レビュー・感想・評価

はならび

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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.2

紫陽花が咲いて枯れるまでの時期の物語。溝口健二の祇園の姉妹を思い出す、不誠実な男によって不幸になる年の離れた女性たち。だけど女二人で約束しあって、お互いに後味の悪い結末をうまく消化して生きていく終わり>>続きを読む

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.2

半分寝てしまったけれど、ミラベルがひたすらにかわいかった。冷静で面倒見が良くてクールでオシャレ、まさに理想のパリっ子、ウィスパーボイスのような甘い声で喋るフランス語がとてもよかった。NHKでやってる海>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

美しく魅せる技術で撮られた、名演技する俳優たちを観る映画だった
オレンジをしゃぶったり人の顔をじっと見つめて褒める樹木希林、髪をかきあげるふりして涙を拭う安藤サクラ、優しいけれどどこか自我を見失ったよ
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.6

どうして犬は哀愁漂う表情が似合うのか? 冒頭から犬の表情に、これから何が起きるかわからない無垢な犬たちの瞳に魅入られて苦しくてしょうがなかった
美術や題材から現代のおとぎ話、童話として楽しめた反面、め
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.8

言葉選びも音楽もメタも何もかも最高で耳が気持ちいい!あっという間の2時間。倫理はないけど道徳的なデッドプールがまた最高。ネガソニックとユキオの続編をよろしくお願いします。

友罪(2017年製作の映画)

4.2

過去に犯した罪(特に自我の芽生えていない幼少期)とその後どう生きるのか、血縁があるというだけで家族はどこまで罪に責任を持たなければいけないかという、世間と道徳と家族のテーマで非常に面白かったが、少し加>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.8

青空の下で、ポニーテールを束ねて、強気な瞳で、大雨に打たれて、美しいフォームで、歩く、走る、泣く、叫ぶ、笑う、凛として人を寄せ付けない清く正しい小松菜奈がただひたすらに最高で、だけど橘あきらとして呼吸>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.3

芸術と倫理、道徳、富と格差、価値、あらゆることについて考えるのに適した映画だ

美しければ、意表をついて価値観を揺さぶることができれば倫理や道徳は無視されてもいいのか?登場人物たちの日常や生活に向き
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.3

惚れたものが負けというが、マルシアに対するエリオ、エリオに対するオリバーというように、主導権を握る側の身勝手さに憤慨しそうになる、恋愛とは大抵そういうものだとわかっていたはずなのに。そして最後のエリオ>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.9

実話が元になった映画のエンディングは実際の当時の映像が流れることが多くて大抵爽やかな気持ちで見終われるのに、このエンディングでトーニャ本人の演技を見ると遣る瀬無くてしかたなくなる

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.8

観終わったら、もうゴッホを人として好きにならずにはいられない
藪の中みたいで面白かった

パティ・ケイク$(2017年製作の映画)

4.2

ラップが社会的に弱い立場にいる主人公の心の支えかつ武器になっていて、毎朝「私の人生は最高」と唱える主人公に最高に好感を覚えた。ラスト〜エンドロールまで一瞬の隙がないくらい最高

ラブレス(2017年製作の映画)

4.5

映画全体を支配する圧倒的無関心、最後の演出はドランの「トムアットザファーム」とベルイマンの「秋のソナタ」ぽくて暗い気持ちに拍車がかかる。タイトルのラブレス(нелюбовь)は、家族間の愛だけではなく>>続きを読む

野獣死すべし(1980年製作の映画)

4.8

芸術を愛する繊細な男が戦場を経て超越した何かになってしまう、まさしく怪演に相応しい松田優作の神がかった演技だった フラメンコを踊る女が撃たれながら倒れていく様が俺たちに明日はないを思い出して一層よかっ>>続きを読む

タイニー・ファニチャー(2010年製作の映画)

3.5

なにをやってもうまくいかないのは、できもしない約束をしたり友達よりも好きな人を優先したり、嫌なことがあれば連絡を返さないというようなそんな不安定さが原因で、見ていてしっかりしろよと思う反面私にもこんな>>続きを読む

あの娘が海辺で踊ってる(2012年製作の映画)

4.3

どこまでいっても山戸結希監督の映画は、狂おしいほどに、自分の人生を捧げてしまってもいいと思うほどに、あなたへの好きが溢れていて、途方も無く大切な相手への祈りの映画だ

心と体と(2017年製作の映画)

4.3

心と体にズレがある男女が、夢の中でだけ心のままに振る舞える。なんて夢のある話だろうと思ったけれど、マーリアの支払う代償が大きすぎて悲しくなった。もちろん、エンドレも十分傷ついたと思うけれど。
恋した時
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おんなのこきらい(2014年製作の映画)

4.0

女の子のかわいいは、かわいくて、愛しくて、少し孤独で少しかわいそう
笑ったり泣いたりキレたり吐いたりする森川葵の七変化がとてもよかった

BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

4.4

ショーン役の俳優がうますぎる
死んでしまった後の本当に死んでしまったという、もう人間ではない感じがゾッとした 生者と死者の隔たりの描写が圧巻だったな

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.8

松岡茉優に賀来賢人、画面に映るだけで雰囲気をガラッと変えてしまうような名優が多くてシーンシーンでドキドキした 最高の青春を追体験できた、キャラクターも一人一人愛すべき人として描かれていて、もう最高しか>>続きを読む

素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

3.8

所帯染みた前田敦子と男性でろくな目に遭わない前田敦子、好き

野のなななのか(2014年製作の映画)

4.5

誰かの代わりのように生きる常盤貴子が生きた14年間を考えて、それでもすっと伸びた背中と澄んだ眼差しが映るたびドキドキした 地理歴史反戦青春恋愛生死観原発家族、色々な要素と、独特の台詞回し、映像、飽きる>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

4.4

近すぎる距離による羨望と嫉妬、憎悪、自他の境界線を見失いどうしてあなたになれないのかと絶望する気持ち、重いテーマを面白く描いているけれど、身内意識や家族の負の側面を描いたいい映画で面白かった ドンドン>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

観光地でインスタ映えを気にするコメントが多いのが面白かった
実写が混じるようなシーン、思わず拍手したくなるほどで、それはこの映画にしかできない技だな〜と思った

アンビリーバブル・トゥルース(1989年製作の映画)

4.7

ストーリーも当然だけど世界の破滅を信じる女子高生の最後のセリフがも〜たまらん ハートリー女優選びのセンスがすごい エイドリアン・シェリーがもう亡くなっていてただただ悔やまれる ハートリー、やっぱり特別>>続きを読む

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.0

現代の価値観で2人の関係を見るととてつもなく歪なものに見えてしまうけれど、どれだけ不遇な過去があろうとも「あなたには私が必要なの」と言い切れるモードの気高さがとてもよかった ほくそ笑むモードのかわいら>>続きを読む

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