コミヤ

HiGH&LOW THE MOVIEのコミヤのレビュー・感想・評価

HiGH&LOW THE MOVIE(2016年製作の映画)
3.9
ついにハイローを見てしまいました。

EXILEや三代目とかそんなに好きではないし去年の公開前は絶対に見ることはないだろうと思っていた本作。しかし公開されるとそれらのファンだけでなく一部の映画ファンからも熱狂的とも言える支持を得ていたのでかなり気になってました。今公開中の2でもやはり盛り上がっているし予告で出てくるNAOKIとNAOTOがカッコよすぎるので見ないわけには行かず鑑賞。

初めは雑な編集のつなぎ方?、滅茶苦茶なストーリー(というかキャラが多すぎてよく分からなかった)、アホらしい登場人物の演技が受け付けずやっぱり合わないか…と思っていたけど後半のSWORD連合軍VS MIGHTY WARRIORSの大混戦から一気に引き込まれた!
とにかくアクションが凄い!みんな身体能力が高いだけあってアクションが本当に様になってた。また全体を俯瞰するショットやアベンジャーズの終盤やAoUのオープニングのような上下左右にカメラが動き長回しで各キャラのアクションを映すロングショットなどカメラワークのレベルも高すぎる。一個のアクションが終わったと思ったらその画面に映る別のキャラクターのアクションに切り替わるのも良かった。EXILEのメンバーだけでなく窪田正孝、林遣都、パルクールのプロや劉役の早乙女太一、ゴールデンボンバーなど演者が一つ一つのキャラクターに成りきってるかのように演じていた。これだけ登場人物の多いにも関わらずそれぞれアホか!ってくらい個性というかアクが強いので皆強烈に印象に残った。このアホらしさを楽しむのが正しい見方なんじゃないでしょうか?笑
キャラクター、カメラワーク、アクション、衣装、音楽など一つ一つのパーツとしての面白さがどんどん加算されまくって特に感情移入してるわけじゃないのにこのシーンでは謎の高揚感すら感じられた。

また個人的に割と好きな園子温のトーキョートライブとかなり被ってるけどアクションやカメラワークは文句無しで本作の方が上だし、SWORDのチームの各リーダーやメンバーもそれぞれ最小限の説明だけで背景とか信念みたいなのが伝わるくらい説得力があって全然こっちの方が楽しめた。

ただ琥珀さんVS 3人のラストバトルは回想シーンが多すぎてなんか集中力が落ちてしまいちゃんと見てなかったので、本作を観た人が口を揃えて「琥珀さぁん!」と言うくらいにはハマれなかった。

凄いものを見た気分。
林遣都とELLY最高でした。
コミヤ

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