似太郎

シティ・オブ・ゴッドの似太郎のレビュー・感想・評価

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)
4.5
【死体】

スコセッシの『グッドフェローズ』みたいなノリノリテンション✖️深作欣二の『仁義なき戦い』に匹敵する残酷描写+社会の最底辺層のリアルな生態が見所な、ブラジルのリオ・デジャネイロを舞台にした実録調マフィア映画。

この世界はリトル・ゼが裁く!とな。😁
(ヤバいよ〜、みんな殺されちゃうよ〜…💦)

私がリアルタイムで初めて観たR-15指定の作品である。(ヴァージンシネマズ六本木で鑑賞)

長尺が全く気にならないスピーディーなカット割と荒々しいカメラワークが圧巻の一言。この後でフェルナンド・メイレレス監督は『ナイロビの蜂』や『ブラインドネス』などを作るが最近いまいちパッとしなくなってしまった。🤔

イニャリトゥの『アモーレス・ペロス』とほぼ同時期に出現した、ゼロ年代に於ける新感覚マフィア映画の秀作。血と暴力に飢えた男の子の欲望を満たしてくれる格好の素材。😎ニヤリ…

ルイス・ブニュエルのスラム街映画『忘れられた人々』にも通じる絶望感、無常感が流れる荒廃したラストシーンもまた秀逸。
似太郎

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