あび

シティ・オブ・ゴッドのあびのレビュー・感想・評価

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)
4.0
 冒頭の主人公が絶体絶命に陥るシーンは圧巻。「世界一陽気な地獄」というキャッチフレーズが一見矛盾しているように見えて内容を的確に捉えている。

 ギャングの構想を描いたドキュメンタリータッチの映画だが、よくあるドキュメンタリーにありがちな泥臭さは無く、ちょくちょく挟まれる陽気なブラジル音楽と主人公の自分語りがバランスよく取れているので中だるみが殆ど無い。

 武器を使わずに勝利するブスカペがとても印象的だった。ただ残酷なシーンも多いため、鑑賞する時には覚悟が必要かも。
あび

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