dieBananaSuki

パディントン 2のdieBananaSukiのネタバレレビュー・内容・結末

パディントン 2(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

突然だが、わたしは人にやさしくしたい。したい、と言っているのはそうできないからだ。自分に余裕がないとできないし、やさしくできないとあとでうにゃうにゃと悩んでしまう。誰かにやさしくしなさいと言われたわけではないが、そうしたいと願っている。
だからこそわたしは本作が好きだ。1作目もよかったが、本作はそれ以上によかった。エブリシングエブリウェアオールアットワンスが好きだから、人にやさしくすることを説いた本作も好きだ。物語は都合の良いウソを語るべきだと思う。せっかくウソをつけるのに、現実しか描かないのはあまりにもナンセンスだし、それに価値はないと思う。わたしはそう思うからこそ、あまりにも都合がよく、だけど大事なことを描いている本作が好きだ。
相手がどんな人であれ、いや種族が違ってもやさしくすることは尊いと思うから。
というわけでわたしは本作を気に入っている。
前作よりもアクションがスケールアップしていて大変楽しめるし、謎があり、話の推進力もあって、ずっと目が離せない。
だれが見ても楽しめるよい作品だと思う。もとが児童文学なだけあって、子どもに向けて親が語るようなよいことが詰まっている。
傑作と呼ぶに相応しい作品だ。