FREDDY

パディントン 2のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

パディントン 2(2017年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

1958年に第1作が出版されて以降、世界40カ国以上で翻訳され、3500万部以上を売り上げるイギリスの児童文学「パディントン」シリーズの実写映画化第2作目である本作。印象としては、前作同様、年齢や性別問わずに誰でも気軽に楽しめる作品だと思いますし、愛らしいキャラクターとユニークな登場人物らが織り成すドタバタコメディは単純に面白く、今作もまた好印象。ヘンリー・ブラウンを演じたヒュー・ボネヴィルやメアリー・ブラウンを演じたサリー・ホーキンス、バード夫人を演じたジュリー・ウォルターズなどといった前作からのキャスト陣は相も変わらず魅力的で心惹かれましたし、やはりと言いますか、今作のゲストであるフェニックス・ブキャナンを演じたヒュー・グラントは強く目に残るほどで、演じたキャラクターの個性も当然あるのだが、彼の演技と存在感は折り紙付きといったところ。そして、昔からロンドンを見たいと思っていたルーシー叔母さんへの100歳の誕生日のプレゼントに、ロンドンの街を描いた飛び出す絵本を買おうと窓ふきのアルバイトを始めたパディントンや、ウィンザー・ガーデンで一緒に暮らすブラウン家の家族らを軸に描かれる物語は、様々な映画のパロディが詰め込まれていますし、しっかりと家族ドラマも映し出されるので最後まで面白い。ありきたりな展開を迎える友情物語も"子供向け"といったところではあるが決して悪くはないですし、"何も考えずに気軽に楽しめる"ということが大きな強みの映画ですかね。オススメは出来るかと。
FREDDY

FREDDY