てるる

プレーム兄貴、王になる/プレーム兄貴、お城へ行くのてるるのレビュー・感想・評価

4.0
「バジュランギおじさん」のサルマン・カーン主演のヒンディー語映画。

のっけからラーマ神とかシータが出てくる演劇シーンで、やっぱインドではどメジャーな神話なんだなと。

いけ好かない王子様の影武者となった役者プレーム。
そのプレームが周りを次々と魅了していくのは楽しい。
サッカーのシーンとか最高です。

プレーム兄貴の凄いところは「好きな人と一緒になりたい」よりも、「好きな人が幸せになって欲しい」を優先出来るとこだよな。

プレーム兄貴が好きになる王子の許嫁役がソーナム・カプールで、快活なのにめちゃくちゃ健気な感じで可愛い。

でも個人的にはプレーム兄貴と宰相の関係が好きで、最後なんて泣いちゃう。
演じるアヌパム・カーさんがまた良い味出してるんだよなぁ。

王子の弟役が「サーホー」にも出てた人だった。
この人あまりインド人ぽくないというか、ヨーロッパ系の顔立ちしてる。

この映画のダンスシーンは恋愛っぽいのが多くてあまりハマれなかったけど、人形劇っぽいのとか良かったな。

悪役が微妙すぎるキャラで、最後まで「あーた結局何だったの?」て感じなのが残念。

とりあえずボリウッドらしいというか、サルマン・カーンらしいエンタメ映画でした。
てるる

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