ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソンのダブル主演のアクションコメディ作品。
ストーリーは割と王道。
ライアン演じる元一流の落ちぶれたボディガードのマイケルが獄中の一流の暗殺者であるサミュエル演じるキンケイドがタッグを組み、ベラルーシの独裁者であったデュコビッチの裁判の証人であるキンケイドをマイケルが送り届けるという話。
見どころはやはりガンアクションとアムステルダムを舞台にしたカーチェイス。特にカーチェイスはキンケイドが運転する車とマイケルが走るバイクがそれぞれ場面が並行して進むのだが、終盤はそれが同じ場所でのシーンとなる。それがまたすごい!息がぴったりと合わなかったら大事故レベルの上手いアクションが最高だった。
だが、ストーリーは今ひとつ物足りなさを感じた。ICPO内にスパイがいるのも早々にわかり、その正体も早々にわかる。もう少しサスペンス要素を入れたらよかったのに…と思ってしまう(とはいえ、登場人物がかなり少ないのですぐにわかってしまうのだが)
また、ラストももう一展開欲しかった気持ちがある。割とすぐに終わってしまったという感じがして、そのあたりに物足りない感を感じた。
ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソンのタッグはどちらもノリが良いので、良い相乗効果を産んでいたように思えた。だから、見ていてとても安心感があった。
特にかけ合いは見事。オンとオフを切り替えても様になる2人だからこその作品だと思った。