コミヤ

ジョン・ウィック:チャプター2のコミヤのレビュー・感想・評価

4.3
久しぶりの極上爆音!
前作よりエンターテイメント性やおふざけが強く賛否は分かれてるけど物量や密度が倍増した本作は前作以上に楽しめた。
前作では単調に感じられてしまったアクションシーンだが、本作ではとにかく観客を楽しませようというような作り手の姿勢を感じるくらいアイデア満載で最後まで夢中になれた。
また1つ1つのアクションシーンの時間が長くて、いずれもやっと敵を倒したと思ったらまた新たな敵が出てくるのが自分好みだった。
前作では強敵の不在が不満点だったが、今回はメインの強敵が2人もいる上、ニューヨーク中にいる様々なスタイルの殺し屋の登場が最高に燃える!
強敵の内の1人で、色んな映画でやたら殺し屋の役をやらされるコモン演じるキャシアンとの一騎打ち。まず開戦の仕方からして最高にかっこいい。黙って互いに見つめ合うという緊張から一斉に銃をぶっ放す!爆音上映だったので静から動への切り替えがより際立った。お互いにリスペクトし合っている関係性も良かった。後サプレッサー付きの銃による史上最も静かな銃撃戦も見どころ。
そして本作のベストキャラと言っても過言ではないルビー・ローズ姐さん演じる唖者の殺し屋。手話をする時やジョン・ウィックをボディタッチする時の指がエロすぎ!そしてスタイリッシュなスーツ姿での高速ナイフアクションが美しい!
ジョンウィックの暗殺指令を受けてニューヨーク中の殺し屋が次々に襲ってくる中盤の見せ場も楽しすぎる。ボーンシリーズでは“アイデンティティー”が1番好きで特に好きなのが殺し屋にボーンの暗殺指令を送るところなのだがそれのグレードアップ版みたいなのが見られるのでテンション上がる。漫画のキャラみたいなバイオリン弾きやお相撲さんの殺し屋(生命力の強すぎ!)などの登場も少しふざけてるけど全然楽しい。またついに鉛筆殺しシーンが見られるのだがこのシーンはザレイド並みにゴア描写がキツかった。
前作のツボだった巨大殺し屋組織コンチネンタル絡みのシーン。銃ソムリエや戦闘スーツ専門店(防弾スーツを盾にして逃げるところ最高)、暗殺指令を出すアカウント部などどんどんジョン・ウィックの世界観を広げるこれらの設定はやっぱり面白い。

ていうか殺し屋の人数多すぎ!
コミヤ

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