スズタカ

ジョン・ウィック:チャプター2のスズタカのレビュー・感想・評価

4.1
来たゼ、来たゼ!俺たちのブギーマン、ジョン・ウィックが、帰って来たゼ〜!! イェイッ!!٩( 'ω' )و

いやもう、最高じゃないですか!まぁ、映画の完成度でいったら、ダメなところが多いし…おかしいよ!

だけどね、その分、前作で良かったところの全てが10倍増しです!!

前作を観て、例えば、ジョナサンの格闘シーンがもっと見たいなぁ〜と思ったでしょ? 大丈夫です、10倍になっています!

多彩な武器を使ったアクションも見たいなぁ〜。大丈夫です、10倍になっています!

ジョナサンと、コンチネンタル・ホテルのフロントマンとの絡みが、もっと見たいな〜。大丈夫です、ついでに犬ちゃんとの絡みも10倍になっています笑!!

もっとたくさんの敵との戦いも見たいなぁ〜。大丈夫っていうか、100倍以上になっています!!

もう、ここまで観客の期待を超える過剰なサービスをしてくれているのに、文句なんて言ったらバチが当たるよ笑。

すっごく、細部にまで拘りが感じられるのもたまらない。ジョナサンには、ハンドガン、ショットガン、ライフルと3種類の銃を使わせてみたり、グロックを、あえてオーストラリア製と説明してみたりね。

笑えるシーンも、過剰過ぎるほどに、めいっぱい。
オフビートの外し笑いが基本だけれど、ライバルとのスラップスティック的なドタバタとか笑。階段、どこまで落ちるんだよ笑とか。ほんと、たまらなかったです笑。『アウトロー』のバスルームのシーンと張る面白さ!笑笑

アクションの見せ方自体にも、とても拘りが感じられました。
1つの画面内で、ちゃんとそのアクションが完結する、といったら良いのかな、変なタイミングでカメラが動いたりしないし、もちろん手持ちでグラグラさせるなんて、1回もない。とても、素晴らしい!

今時、『燃えよドラゴン』オマージュで鏡張りの部屋とか、普通やらないですよね〜。ボンクラ具合も信頼でき過ぎる!!

あえて、あえて書くけれど、残念だった点は明らかで、敵の強さのインフレがないんですよ。

こういった、次々に敵を倒していく物語というのは、次第に敵が強くなっていくのが定石ですし、そうでないと観ていて、気持ちが盛り上がらない。

だけど、この映画では、倒していく敵がどんどん強くなって行ったりしないし、ラスボスも逃げるばかりで拍子抜け。

ラスボス手前のIKKOさん(激似)も、思わせぶりだったのに、強くない…。

更に、ラスボスとのタイマン勝負がないのには、はっきりガッカリしました。

だけれど、良いの良いの。お腹いっぱい、ジョン・ウィックワールドを楽しませていただきました♬

次回作も、必ず観るよ!٩( 'ω' )و
スズタカ

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