このレビューはネタバレを含みます
航空機事故で奇跡的な着水によって乗客を救った機長。国民的英雄として称賛される一方で機長の判断は正しかったのか厳しい追及が行われる。シミュレーションの結果ではラガーディアに引き返せたと。
回想シーンがめちゃくちゃリアル。救助に向かってくれた船の存在。この現実を見ても正しくなかったと言えるか。事件はいつだって現場で起こっている。
キーワードは「タイミング」。
公聴会のシーンはしてやったりという感じ。シミュレーションは「人的要因」が欠如している。分析や決断の時間が考慮されていない。音声記録こそがリアル。記録からはエンジンも完全に破壊されている。サリーの成功が保証された。理想や理屈、データと現実とが乖離するという好例。
「やるなら7月に」
155は数字だけど、顔がある。
とても大きな数字。
題材や切り口がとても現代的でおもしろい。