機長と副操縦士が着水したボートに乗った後、飛行機からボートを離すシーン、制作陣は2人にボートの切り離し方を教えていなかったそう。かなりリアルな危機迫る動作でした。
トム・ハンクスの演技、動揺が内にありながら落ち着いた対応をする機長の、ああいう普通だけど普通ではない状況のトム・ハンクスにいつも引き込まれます。副操縦士の誠実さも相まってずっと目が離せなかった。
ちょっとすると普通のドキュメンタリー調になりそうな題材を、緊迫感がありつつドラマ仕立てになりすぎないのでしつこくない、95分という尺ながらずっと引き込まれました。緊迫感迫る脚本と演出手法、クリント・イーストウッドは監督として活動しても遜色ないですね。