イトウモ

無気力症シンドロームのイトウモのレビュー・感想・評価

無気力症シンドローム(1989年製作の映画)
3.8
単に150分の明確な筋のない映画ゆえのしんどさはあるが、
画面がずっと面白い。こんなにずっとうるさい映像を作れるのもすごいが、
ばらばらになりそうになる映画を「眠り」「病」「大衆文化の感染」といった動かない・見えないモチーフが束ねるのめまたテクい

特に前半の白黒中編はあまりにも映像ギャグセンスが高い。引っ越し屋のリフトのくだりで爆笑した