矢吹健を称える会

可愛いくて凄い女の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

可愛いくて凄い女(1966年製作の映画)
3.3
 緑魔子の七変化を楽しむ映画。ショートカットの魔子さまはキャワワ。

 後半が駄目なのだが、天知茂の指揮下で緑魔子・浦辺粂子・園佳也子と集団スリを繰り広げるあたりは面白い。ロベール・ブレッソンやジョニー・トーほどではないけれども、そもそも映画とスリは相性が良いのだろう。天知茂が緑魔子の下着をぱちぱちと外していく、そんな描写もゾクゾクする。今井健二がいつものようにエネルギッシュな悪役を演じていて素晴らしいと思う。