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牡蠣工場のncccoのレビュー・感想・評価

牡蠣工場(2015年製作の映画)
2.9
広島の牡蠣工場を観察するドキュメンタリー。
前半、海からざばーっと引き揚げた牡蠣の殻を回収して、作業場で殻をむかれていわゆる生ガキになるまでの作業をひたすら観る。古ぼけた作業台が、実は2重構造になっていてむかれた殻が下に落ちて、コンベアで運ばれるようになっている仕組みに感心する。
中盤~後半はそこで働く人々の生活や人不足の事情なんかが映って、最後はちょっと尻すぼみになって終了。監督のチャイナへの目線はどうなの?私個人的には、カメラに映さんとして中国人の撮影を固辞したおじいさんのプライドや、彼らを迎える地元の人たちの暖かさにホンワリしたけど、なんとなく差別感が滲むのはNY在住の監督の目線?
それ以外にも、あちらこちらで監督やら監督の奥さんやらがちょろちょろ出てきてドキュメンタリーというよりはファミリームービーみたいになってる感じがちょっと気になりました。
それもこれも瀬戸内の海の青さに、爽快さに、ネコの可愛さに、帳消しになってしまったのですがー。

「これいくら? 、、あ、カメラの人なの」のおばあちゃんが可愛かったww 田舎のおばあちゃんになりたい。
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