ncccoさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(625)
ドラマ(0)

祇園の姉妹(1936年製作の映画)

3.3

方々に影響を与えた溝口初期の傑作。
頼りないものに流され、それでもその中で何かをつかもうともがく女たちの悲哀。
山田五十鈴がとにかくすごい。画面も見づらいし音も聞きずらいけどそれでも山田五十鈴が映える
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慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ(2014年製作の映画)

3.0

なんだかふわふわしていて不思議な映画。
千年の時をこえていくような、緩やかな流れにひたひたと、ひたる。
ひたっているうちにゆるゆると流されて、はっと目が覚めてこちらに還ってくるような、そんな感じ。
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エッシャー 視覚の魔術師/エッシャー 無限の旅(2018年製作の映画)

3.0

エッシャー好き。一昨年上野で観た展示から記憶も新しく、思い起こすように観れた。惚れ惚れするようなあの独特の表現は、やっぱり計算して計算して、緻密に組み立てられてようやく出来るもんなんだなと改めて。
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朝の波紋(1952年製作の映画)

3.4

@シネマヴェーラ
あぁ、良かった~。
緩やかに惹かれ合うふたりが愛しいし、ペケとかコンコンチキとか色んな言葉の語呂合わせが聞いていてなんとも小気味よい。「最高殊勲婦人」のノンビリ版のような、ほっこり感
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(1960年製作の映画)

3.0

@シネマヴェーラ
おじ様に手籠めにされ、人妻になってからのマチ子様が本領発揮の美しさ、和服に大きな結婚指輪がキラリで大御所の貫禄。
うまくいかなくなってからの駆け引きのやりきれなさも、ラストの展開もわ
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.5

オールタイムベストに入る作品。理屈抜きで、好き。
何度も観ているのですがレビューできずにいました。
重たい描写が多い韓国映画の中にあって、清涼剤のような、クリアさの際立つラブストーリー。

目が覚める
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アヴリルと奇妙な世界(2015年製作の映画)

3.0

明かな日本アニメへのオマージュ。大友克洋ベースに宮本駿のディテールがてんこ盛り、「ハウル」「魔女宅」「ラピュタ」&若干の「ナウシカ」風味。最後のほうはちょっと「アバター」っぽかった。
飄々と走るお爺ち
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フィッシュマンの涙(2015年製作の映画)

3.0

ここ最近韓国映画づいているので、久々に引っ張り出して観てみた。
これ、当初釜山映画祭のときに色んなとこにポスターが貼ってあってめちゃくちゃ観たかったんだけど観る機会無くて、そしたらヒュートラがやってく
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.0

原作は村上春樹なんだよな~くらいの軽い気持ちで観始めたけど、途中からなんとも言えない春樹感がぷんぷんと立ち込め始めて、いやはや恐れ入りました、これは村上春樹原作以外の何者でもない、けれど現代の韓国でし>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

新年1本目。
ザ・韓国映画お決まりの社会問題を盛り込みつつぶっ飛んだ設定でありながらも、実際にこんなことあったんだろうな的なリアリティも感じさせる恐ろしい映画。

「パラサイト」の意味がだんだん分かっ
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.0

そう来るか~な展開、これは読めなかった。
ラブコメに見せておいて人種や移民、貧困などの現代問題もガッツリ盛り込んでいて、なかなかにビターな作品。
クレイジーリッチ組の再結成でなんだか懐かしさ漂う画面の
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西鶴一代女(1952年製作の映画)

4.2

@早稲田松竹
す、すごい。圧倒された。田中絹代の本領発揮作、迫真の演技とめまぐるしく動いていく転落劇から目が離せない。
美しいが故に運命に翻弄され、波乱の人生を送るお春の一生を描く一代記。あまりにも救
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お遊さま(1951年製作の映画)

3.3

@早稲田松竹
うーむ、やっぱり谷崎潤一郎原作はどうしようもない、いやな予感はしていたがこんな胸糞の悪い話だとは思わなかった。

お見合いで妹より自分を見初めた慎之介の話を嬉しそうに妹の前でしちゃうとこ
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.6

ズドンとくるラスト。
根が良くて正直な人たちが割を食う、こんな時代に向けてのケンローチの静かな怒り。I, Daniel Blakeで始まるメッセージはこの時代に正々堂々切り込んでいく、命の限り生きよう
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.4

めっちゃ好き!!!
2019年の邦画ベスト。

とにかく池松くんと蒼井優の掛け合いがめっさめさ良い。蒼井優のエキセントリックな演技って、相手によっては浮いてしまうんだけど(オーバーフェンスとか)、今回
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祝福~オラとニコデムの家~(2016年製作の映画)

-

記録。
モキュメンタリーというので見に行ったけれど、半分以上寝てしまった。
いつかまたチャンスがあればリベンジしたい、無念。

最初で最後のキス(2016年製作の映画)

-

記録。
あんまりノレなかった。
イタリア映画って、なんかたまにすごく、こういうベタベタでダサい感じがあるから好きです。

縄文にハマる人々(2018年製作の映画)

2.8

上野でやってた「縄文展」の予習として観に行った作品。
ドキュメンタリーとしての出来はいまいちなとこもあれど、縄文を知るためのエントリーとしては〇。

目から鱗だったのは、アノ不思議な縄文土器の宇宙人の
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.0

冒頭から動物たちがギャーっと躍り出て、クストリッツァ風全開のドタバタコメディ。
ミキ・マイノロビッチが久々に観れる!と期待してたものの、さすがにおじいちゃんになってて哀しかった。。自分がモニカベルッチ
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心と体と(2017年製作の映画)

3.0

記録。
あまりハマれなかった。
夢がきっかけで互いを特別に思い、惹かれ合うところまでの設定は面白かったのだけど、「おじさん×若い女の子」という設定があんまり好きじゃなかったのと、おじさんの割には子供っ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.5

「ダニエルブレイク」に引き続き、どこまでも行っても救いのない話。
ケンローチはいつからこんな怒りを抱え、ぶつけるようになったのだろう?今だからこそ「天使の分け前」のユーモアと優しさがひとかけらでもいい
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

2.9

「あの頃」を振り返る青春ドラマ。
ホアンシュエン目当てで観たものの、やや説明過剰・美化しすぎで最後はダレた。同じ感じならジャジャンクーの「山河ノスタルジア」のほうがダンゼン完成度が高い。
綺麗なお姉ち
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.0

鑑賞。
セクシャルマイノリティへの関心が高まり関連映画がうなぎ上りに増えている昨今、ルーカス君目当てで観に行ったらものすごいトンデモ映画に行き当たった。
「同性愛であることを厚生する施設」に「矯正セラ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

2.9

「オンザハイウェイ」や「サーチ」を思わせる設定。
声と音で探っていく、臨場感を匂わせていくところは既視感もあり新しいとは思わなかったけれど、ころころと話が二転三転して飽きさせないストーリー展開。
職権
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

2.8

CGがすごすぎて第二章を観に行く気はそがれてしまった。
チュ・ジフンはかっこいいからほかの映画で観たい。
それにしても世界中どこに行っても輪廻転生やら地獄やら天国やら、死にまつわるモチーフは同じっての
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.1

SFものというにはあまりに繊細で私的な、それでいて壮大な、愛の物語。
どこか東洋を思わせる不協和音に墨を説いたような表意文字。
このビジュアル、世界観が大好き。

いつしか「彼ら」と意思疎通ができるよ
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山椒大夫(1954年製作の映画)

4.0

@早稲田松竹
素晴らしい。
内容は重く、つらいけれど、目が離せない展開でラストまで緊張感がじわじわと続く。

冒頭の民衆決起のシーンから「あぁ名作だ」という匂いがヒシヒシする。
厨子をかくまうお坊さん
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武蔵野夫人(1951年製作の映画)

2.9

@早稲田松竹
途中寝落ちてしまった。。
というか、森雅之、あなた旦那様だったのね、、
最後まで気づかなかった(笑)

周りがクソ人間ばっかりのなか主人公ふたりが純真でいようとしてはみるけれど、それもヒ
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あにいもうと(1953年製作の映画)

3.0

なんといっても一番の見どころは森雅之の喧嘩シーン。
劇中初めてといってもいいくらいに溢れる妹への熱い思いに打たれるも、相手が学生服の船越英二なもんだからちょっと笑けてしまう。
豪華キャストなんだけど、
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.9

待ってました!!
もともと原作が好きなので、前作ではバッサリカットされたリンさんパートに納得がいかず監督にもメッセージ送っちゃったくらい。(笑)
今回はほぼほぼ原作に沿った完成版になっていて、もう、と
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下女(1960年製作の映画)

3.2

うーんすごかった。
何といっても下女役の彼女の演技が素晴らしく、だんだんと加速していく彼女の狂気が家族全員を巻き込んでいく様がスピーディに描かれ見どころ満載。
階段の上下はもちろん、ベランダから家の中
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異魚島(1977年製作の映画)

-

鑑賞。なんだかすごい映画(笑)
オンナが濃密に漂う、狂ったような巫女踊りのシーンは日本の南方に受け継がれてきた文化に近く、その関連性に興味を持った。

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.5

Twitterでやたら評判が良かったので鑑賞。
学生時代の爽やかな恋愛とは無縁で来たせいか号泣とはいかなかったけれど、普通に泣けました。

撫子ちゃんが八千代くんにひたすら「好き」と言い続ける、回想シ
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ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ(2017年製作の映画)

3.1

深い蒼に癒される。
記録を作ったダイバーという以外よく知らなかったジャック・マイヨールだけど、イルカと心を通わせ、潜水を極めんために東洋に学ぶ、彼のストイックで人間離れしたキャラクターを知れて良かった
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