ncccoさんの映画レビュー・感想・評価

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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

4.5

大好き大好き、何度観てるかもはやわからないくらい観てる。
人魚の姉妹シルバーとゴールデンが陸に上がり、ナイトクラブでシンガーとして働くというお話。背徳耽美、ダークで湿っぽくて秘めやかな感じと、お伽話か
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ふたりの人魚(2000年製作の映画)

3.2

ストーリーはあってないような。ひたすらにジョウ・シュンに魅せられる映画。一目惚れのあっけなさも、付き合いだすまでのロマンスの欠片も描かないまま主人公とメイメイの恋がスタートする。このドライでスピーディ>>続きを読む

親密さ(2012年製作の映画)

4.0

Thanks theaterで2回目鑑賞、年越しは「親密さ」を観ながらと決めていた。
作中で何度も繰り返される「心の中の一番柔らかくて脆いもの」についての考察。それは、そんなことを時間をかけて考えるこ
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

3.8

こんな感情の波に揉まれることが日常生活にあるだろうかというような、豊潤な感情体験。最初から最後まで、息つぐ間もなく色んなキャラクターの色んな感情がわたしたちに降り注いできて、感情の波にのまれ続ける。>>続きを読む

朝食、昼食、そして夕食(2010年製作の映画)

3.0

人と人は皆何処かで繋がり合っているんだなって
なるようにしかならない人生の中で、皆何かを想い、何かを求め、何かを諦めて生きている 
ハッピーなシークエンスが続いていくラストシーンで心がほぐれ、浄化され
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SYNCHRONIZER(2015年製作の映画)

2.7

B級感がすごい笑
お母さんが若返りオンナになっていくプロセスが観ていて気持ち悪いんだけど、でもだからいいんだろうな。最後まで棒読み演技のままの荒川先生が個人的にツボ。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.4

なんとも癖になる映画。初め観たときは「空気人形」的な、オンナを一方的に消費する感じがどうも気味が悪くて嫌だったんだけど、ズルズル気になって何度か見てるうちにすっかり好きになってしまった。

よく考えれ
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

うーん。イマイチ乗れなかったけれど、ジムジャームッシュがアダムドライバー大好きということは良く分かった。ていうか、みんなジタバタしないで朝が来るまで身を潜めてれば良かったんじゃないの?そういう問題じゃ>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.6

虚構の夢の世界に現実が呑まれていく。平沢進のビートに乗ってめくるめく繰り広げられる夢の女パプリカのサイコスリラーアクション。
今敏らしいシームレスでスピード感溢れる美しいアニメーションは、開始3分で観
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.8

うーん、これは、ものすごい映画を観てしまった。
深読みしようと思えばいくらでも深読みできるけど、私はラザロが神になったとか元から神様だったとかじゃなく、彼の善良さゆえにその願いが叶えられたんじゃないか
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.5

最初から最後までハラハラドキドキさせられる映画。
映画は初めの数分間で全体を予感させるというけれど、この映画もそう。
冒頭の、サッカーに狂乱する民衆たち、白人も黒人もみんながフランス国旗を掲げて熱狂す
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.2

物騒なストーリーで出てくるのが髭もじゃのおじさんばっかりなのに、画がひたすらに美しい。エンドロールに浮かぶ夕波にうっとり。音楽も良い。

壮絶な男たちの生存競争を生々しく描きながら、強烈なノスタルジー
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.4

まぁなんて、アメリカっぽい映画。
私が生まれる前から、離婚裁判だとか家族で白黒つけることを当たり前にやってきた国なんだなぁ、なんて日本との違いに考えを馳せつつも、バブルの匂いを残すファッションや空気感
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

3.5

素晴らしい!これを観れば「自然」を見る目が確実に変わる。全現代人必見のネイチャードキュメンタリー。

自然への回帰だとか自然と向き合おうだとかそんなのが最近流行ったりしているけれど、そんなの結局人間様
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恋する人魚たち(1990年製作の映画)

3.6

これちょー好き。
このころのウィノナ・ライダー可愛くて最強だよね。
お母さんの、母親と女のバランスがなんとも絶妙。
人魚ってそこ!?って思ったけど、いいタイトル。好きしかない映画。

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.0

朝鮮戦争下の収容所を舞台に繰り広げられるダンスストーリー。
人種や思想を超え、情熱で惹かれ合い心を通わせることの素晴らしさがタップダンスを通して描かれる。

全般通してクオリティの高いカメラワークに映
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Red(2020年製作の映画)

2.7

映像がめっちゃキレイ。「幼な子~」の時と同じ、少し重ためで、青のかかったような質感のある画面に映える夏帆は美しかった。
幼な子~の時は執拗に浅野忠信を追いかけていたカメラが今回は妻夫木君を追わない。こ
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ダンサー そして私たちは踊った(2019年製作の映画)

3.2

「君の名前で僕を呼んで」と「リトルダンサー」をがっちゃんこしたような映画だった。

メレブの心の揺らぎの描写が秀逸。
イラクリがいなくなって精神を崩すメレブ、イラクリのピアスを撫でながら悶々とするメレ
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.3

ユマの心の解放が白い鳥のはばたきに重なり、気持ちのいい風に頬をくすぐられるエンディングの爽快さが素晴らしい。

性への目覚めは好きな人ができたからとかじゃなくて、漫画家になりたいという自己のアイデンテ
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his(2020年製作の映画)

3.5

良かった。好き。
自分勝手な渚と、どうしたって彼を受け止めてしまう迅の関係は、観ていてブエノスアイレスを彷彿とさせる。私は終始痛々しい若本若菜に完全共感、女が働いて稼いで何が悪いと思うけど、子供を持つ
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.5

はみ出し者同士が出会い、互いの傷を見つめながら遥か彼方希望を求めて旅に出る。その中で見つけていく夢だったり友情だったり愛情だったりの大切ないろいろなこと、そのひとつひとつが丁寧に紡がれていく。

冒頭
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.1

この二人の絡みが気になって鑑賞。
キワドいシーンが結構沢山あるんだけど、そのたびに隣に座ってた人がもじもじしててすごくしんどかった。笑

おままごとのように結婚して、ふたり手探りしながら結婚生活を作り
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スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

3.2

映像美。
冒頭から赤褐色とターコイズブルーの濃いコントラストにガツンと心を持っていかれる。荒野を走り回るサイケな妹は裾の長いフリフリの白いワンピースで登場、成り立つはずがないおかしな色んなことが一つ画
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ホワイト、ホワイト・デイ(2019年製作の映画)

3.7

良かった。これはかなり好み。
音がいい。音と映像の切り替えのタイミングがいい。
そして、ところどころに差し込まれる象徴としてのイメージが素晴らしい。馬とか、石が転がって水に落ちて沈んでいくところとか、
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

4.3

最高。大好き、何度も観ちゃう。
一番初めに観たとき面白すぎてひっくり返ったけれど、何度観てもやっぱり死ぬほど面白いし、頭おかしい感じがたまらん。サイケの王道、世紀の大傑作。

「私は預言者なのかもしれ
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.2

誰が犯人かとか、そういうミステリーとして観るんじゃなく、各キャラクターの心の動きに寄り添ったほうが面白い人間ドラマだと思う。いつもながらG社の誇大キャッチコピーにはうんざり。けど、面白かったです。>>続きを読む

パパは奮闘中!(2018年製作の映画)

3.3

「命より愛してる」子供たちを置いて突然蒸発してしまった妻。一人残された夫、言うことを聞かない子供たち。行き場のない怒りを抱え、ままならない日常に追われる日々。父親としての重圧や不甲斐なさに押しつぶされ>>続きを読む

複製された男(2013年製作の映画)

3.2

ずっと気になってたんだけど、なるほどー、こういう映画なのね。
瓜二つなのに正反対の、二人の自分。
自らの願望が作り出した、もうひとりの自分。
ラスト、自分の女かのように妻を呼ぶシーンにあれっと思ったら
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同窓会/アンナの場合(2013年製作の映画)

2.9

映画というよりは現代アートの映像作品を観ているような感じ。
観ていて気持ちのいい作品じゃないけど嫌いじゃない。
たまに差し込まれるランニングのシーンがちょっとしたカタルシスで、救いすら感じさせてくれる
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X&Y(2018年製作の映画)

-

うーん。寝ちゃった。笑
「同窓会」を観てからこちらを観たほうが、まだアンナに感情移入できてよかったかもしれない。上映の順番って大事だな。

白蛇伝(1958年製作の映画)

4.4

いやー凄かった。今まで観たアニメーションの中で一番好きかもしれない。とろけるような美しい色彩美に吸い込まれていくように、この世界観にのめり込んだ。

滑るような指先の動き、首のかしげに瞳のまたたき。
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長靴をはいた猫(1969年製作の映画)

3.6

子供のころに観た記憶を辿ってAmazon Primeでふと観てみたけど完成度の高さにひっくり返った。観終わった後しばらくずっと、びっくりしたニャン♪の音楽が永遠ループして止まらない。

賑やかな猫たち
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.3

あー面白かった。観た後韓国焼き肉を食べました。
真面目なお兄さんがいると思ったらイ・ドンフィじゃないの。ひげ面もいいね。
ドタバタコメディにド派手なアクションが掛け合わさって、男同士のライバル要素もラ
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黙ってピアノを弾いてくれ(2018年製作の映画)

3.0

ひたすらに音楽の至福に呑まれていく。破天荒なキャラクターに似合わず、その音は彼という人の輪郭を優しくなぞるように流れる。
「Piano solo」聴いてみよ。

祇園の姉妹(1936年製作の映画)

3.3

方々に影響を与えた溝口初期の傑作。
頼りないものに流され、それでもその中で何かをつかもうともがく女たちの悲哀。
山田五十鈴がとにかくすごい。画面も見づらいし音も聞きずらいけどそれでも山田五十鈴が映える
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慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ(2014年製作の映画)

3.0

なんだかふわふわしていて不思議な映画。
千年の時をこえていくような、緩やかな流れにひたひたと、ひたる。
ひたっているうちにゆるゆると流されて、はっと目が覚めてこちらに還ってくるような、そんな感じ。
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