リップヴァンウィンクルの花嫁のじゃっくのレビュー・感想・評価

己を持たない女性が自分の足で力強く歩み始めるまでを静かに描き切る。
真偽のわからない虚構空間に居るような感覚に陥り、現実に戻ったその瞬間 今まで認識しえなかったものに気づく。ありえないようだが、普遍的な語り口で誰もがそこに何かを感じるはず。