巨大竜巻の直撃を描いたディザスタークライム作品。
キャスパー・ヴァン・ディーンが主演、ヴィクトリア・プラットがヒロインを演じ、リチャード・バージらが共演。
テキサス州ダブリンが舞台。
イーサン（キャスパー・ヴァン・ディーン）は北東テキサス大学大気科学科の研究者で、妻と2人の子供と一緒に暮らしている。
クリスマスまで数日に迫った12月22日の夜中に研究室から竜巻発生の連絡を受ける。
研究室で解析した結果、再び竜巻が発生することが予測されたため、イーサンは登校している息子と娘を学校に迎えに行く。
しかし娘は学校をさぼって友人とショッピングモールに繰り出していてなかなか捕まらない。
一方、イーサンの妻（ヴィクトリア・プラット）がニュースキャスターを務める地元テレビ局は、イーサンの予測は不確かな情報として竜巻の再発生の危険を放送しなかった。
その後、巨大竜巻が街を直撃するが….
作品中盤までは竜巻のシーンが連発し、B級映像ではあるが、それなりに楽しめた。
しかし作品後半は屋内での人間模様が中心で、緊張感が感じられず竜巻の映像もない。
もう少しシナリオを工夫して欲しかった。
お留守番のワンコのアシュリーが可愛らしく、アシュリーを主人公にワンコ目線にしたほうが面白い作品になったかも。
お店で売られているソフトクリームがツイスター（竜巻）と表示されているのが笑えます。
街に緊急避難シェルターがあるのは核戦争用なのか、いかにもアメリカらしい。
不確かな情報のテレビ放送の難しさも描いているのが興味深い。
ラストはクリスマスシーズンにもかかわらず、屋外でホームバーベキューしたりビキニでプールというのが南部のテキサスならではですね。
とは言え色んな意味で寒く感じます....
「メリー・クリスマス！」
2022.12 地上波テレ東で鑑賞（午後ロード・吹替：高師たまみ 訳）
