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野生のエルザのesのレビュー・感想・評価

野生のエルザ(1965年製作の映画)
3.5
ジョイ・アダムソンによるノンフィクション作品。
ライオンとの共演が凄い。
実際に彼らが成し遂げた事は愛と熱意がなければできない事だと思うけれど、行動基準がエゴイスティックに感じた。 アダムソン夫妻を第三者の視点で見つめ直し、保護愛とエゴ、どちらにも受け取れそうな描き方をしていて映画化としては見事だと思う。

これをハートフル作品と取るか、批判と取るかは観客次第。この絶妙なバランスは『ジュリー&ジュリア』と同じタイプ。なんとなく良い感じの作品に見える反面、原作者批判が見え隠れする映画。
ただ、アダムソン夫妻のその後を考えると後味が悪い。現実は小説より奇なり。
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