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濡れた壷のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

濡れた壷(1976年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

小沼監督・谷の濡れた壺



1976年監督小沼勝。

自宅で開催中の「日活ロマンポルノ」を見る映画祭。

今回は初「谷ナオミ」出演作品。
谷ナオミさんは名前だけは、知ってました。

バイみうらじゅん経由雑誌読む系で知りました。

他谷作品、団鬼六作品に行こうかと思いましたが、

タイトルの「濡れた壺」のインパクトだけのジャケット借り。

監督小沼さんは、「壺」シリーズを撮っていた人として、テレビで山本晋也監督が言っていた気がする。
ジュネオンDVDで鑑賞となりました。



イヤーなんともラストの情熱的な終わり方にまた、ニヤリとしてしまいました。

日活ロマンポルノの映画の終わり方がみんな
唐突で

なんか大学生の作った映画みたいな

ブッタギリの完結方法でどの作品も楽しいです。

まあ時間制約の都合かとは思いますがね。
ふとジェーンバーキン主演の「ジュテーム」を思い出しました。

はたまたルイマルの「死刑台のエレベーター」冒頭か?

さながら「濡れた壺」
というより
「濡れを知る谷」という感じ。

物語は、バーのママ谷。
そこに二人の仲むつまじいホステス。

谷の家族の複雑な因縁。

情けない父

不甲斐ない息子

出入りする母

バーに集う中に谷を見つめるあるお客さん

果たして、谷は!

ゲストにやはりこの時期大人の映画に出演している

映画評論家、田中小実昌さんが出演、お笑いゲスト扱いです。

ウラジャケの解説にもありましたが、

まさしく
「見る」「見られる」のエロスラブを描いた本作

単なる「変態」で片付けたらそこでオシマイナンデスガ、。

谷さんの艶やかなラブ絡みを是非ご覧ください。

ラストの殆どムチャクチャな終わらせかたが大好きでした。

物語はかなりの散漫な感じなんですが、この日活ロマンは終わり方が監督によって

はっきり個性が出ていて

とっても面白いですね。

どんな結になるのか毎回爆笑覚悟で見ています。


さて
谷一家の濡れた壺?とはこれいかなるラブなの

2012年6月ブログ記事編集
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