ロッキー1〜クリードまで見たような満足感。
もっとコメディ色があるのかなと見る前は思っていたが、終始しかめっ面のアーミルカーンお父さんによるスポ根親子ドラマ。
レスリングで金メダルを目指すという話で。
体のイカつい褐色の男どもが裸でこちらを見つめてくるだけでとりあえず最高だった。やっぱり身一つでぶつかっていくという単純さがインドによく合っている。
ドラマ部分も父親から語る場面は少なく、ひたすら思ったら行動で強引にまわりを引っ張ってゆくのが好印象。
こんな人まわりにいたらすごくやだなとは思うが映画的にはOK🙆♂️
むりやりにも、人種差別、男女平等を謳ってくる映画が増えているなか、
しっかりと真正面からぶつかってくれるのもこの映画のよいところ。
男尊女卑が激しく、そこからは抜け出せない。
光の中を歩く主人公たちの傍ら、そんな彼らを見つめる人々の浮かばれない顔が目に焼きついた。
また、甥？もいちいち面白い。
甥の存在があることも、この映画がただただスポ根映画ではなくて。まわりにも目を向けさせてくれる。
