じぇんぬ

恋妻家宮本のじぇんぬのレビュー・感想・評価

恋妻家宮本(2017年製作の映画)
3.6
【夫婦50歳、離婚の危機?】

とにもかくにも阿部寛ファンなので「自虐の詩」の流れで視聴。
「結婚できない男」っぽいし、「ドラゴン桜」に見えるシーンもあって思わず微笑ww

~~~
息子が結婚し、子育てがひと段落した夫婦。
しかし戸棚から見つかった離婚届によって日常が変わり始める・・・?
~~~

一言で言えば[結婚したくなる映画]でした。

デキ婚で流れのように50歳まで生きてしまった夫婦でも、
一つの終着点を見つけて、生涯パートナーとして寄り添えるんだなと元気を貰えます。

夫婦関係だけでなく、学校の生徒の苦悩や家庭環境に学びを得ながら
一人の人間として成長していける描写もよい。

熟年離婚、料理教室、不倫、学校生活など
様々なテーマを盛り込みつつも、どこか”優しい”気持ちになれる作品です。

===
正直ラストの「今日までそして明日から」には泣かされてしまった…

なんとなくこの年齢まで生きちゃって、辛い事や悲しい事もあったけど
誰かに支えられながら明日からも結局、こうやって生きていく

そんな歌詞に”誰かに助けられながら生きていいんだよ”と背中を押してもらった気分です。

原作は重松清さんの「ファミレス」にちなんだミュージカルのような展開も好き🎶
===

”正しい事ではなく、優しいことをしよう”
じぇんぬ

じぇんぬ