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プロヴァンスの休日のKAMUのレビュー・感想・評価

プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)
3.5
プロヴァンスの美しい景色と、夏と、ヴァカンス。大筋は想定内からはみ出すことがなく、けれど決して退屈という意味ではない。これが見たいという気持ちをたっぷりと満たしてくれる。
偏屈な祖父と都会の孫が反発し合い、最後にわかりあう。もっと感動を押し出すかと思いきや、過剰な演出はない。夏休みの日記のように、出来事を過不足なく描いていた。
「偏屈な祖父」というラベルをこえて、「ポール」というひとりの男性を感じられたところもいい。
王道でありながら新しい。良作。
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