通りすがりのアランスミシー

ミッション:インポッシブル/フォールアウトの通りすがりのアランスミシーのレビュー・感想・評価

4.5
スタイリッシュド派手な「スパイってなんだっけ」という哲学的問いかけを投げかけるアクション超大作シリーズ。
監督・脚本のクリストファー・マッカリーは「ユージュアル・サスペクツ」というだいぶ偏差値の高い映画でアカデミー賞を受賞している名脚本家。
本作でも脚本を兼任しているが荒唐無稽さの中にも芸があり「流石」と唸らされる。
監督初期の「アウトロー」では手堅くやろうとし過ぎてぎこちなさが目立ったが、本作ではDJカルーソーやジャスティン・リンのようなアクションをメインフィールドにする職人と遜色のない仕事をしている。

もう二作分の制作が決定しているらしいが永遠にこのシリーズには終わらないでほしい。
トム・クルーズもいい加減体にガタがきているだろうが、サイボーグ化してでも続けて欲しい。