このレビューはネタバレを含みます
記念すべきコナン映画20作目。
黒の組織との対決を描いている。天国のカウントダウン、漆黒の追跡者、に続き、黒の組織編の映画化は3回目。
今作は異色な作品。推理は一切なく、ひたすらバトルシーンばかり。派手な冒頭カーチェイス、リニューアルOP、CIAとFBIと公安を交えた全面対決、とアクションを全面に押し出している。そこは見ごたえ有り。観覧車を転がすのはやりすぎだと思うが。
蘭との恋愛をカットしたり、敵が改心して自ら自己犠牲を払う結末など、今までにない展開は良かった。博士のギャグも面白かった。
だがしかし、黒の組織があまりに頭が悪すぎるのが目立つ。ただでさえスパイに入られすぎていて穴だらけの組織なのに、ヘリコプターで仲間をクレーンゲームみたいに回収するなんて。。。銃ぶっ放しも目立つだけで無駄だし。せめて組織の全体図を見せてくれないと、かなりしょぼい組織にしか見えない。もっと考えて行動してほしい。問答無用に疑わしきものを罰したのも、証拠もないのに?とジンのリーダー性の無さに驚愕。
あとは登場人物の行動。赤井と安室がなぐりはじめたのは意味わからない。
赤井と安室以外のFBI等の機関はなにをしてたのか。
そこら編が引き金でチープに見えてしまった。もっと間延びしないで上手く作ってほしい。
が、斬新さとアクションはハンパない。そこは間違いありません。