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日本で一番悪い奴らのぴーとのレビュー・感想・評価

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)
2.5
環境が人をこうまで変えるのか。
元々が柔道一筋のピュアな青年だっただけに白い布に真っ黒の墨汁を垂らすと見る見るうちに布は黒く染まっていくように純朴な青年の心は黒く染まっていく。はじめむせて吸えなかったタバコも慣れて咥えてるのが自然になっていくところに人柄の変化を感じた。

「何のために刑事なったんだよ?」
と聞いて若かりし頃の自分と同じことを言われるところが印象的。
すっかり忘れてしまった正義に燃えていた若い自分を思いだしもう後戻りできないほど汚れてしまった今の自分に気づいく絶望感。

手下のパキスタン人役の芸人の植野行雄がラシードって呼ばれるたびに笑えてくる。役には合ってたと思う…笑
やばいヤクザのTKO木下は笑いのないコントみたいになってたので違う人のほうがいいんじゃないかなぁ…。

手下から「オヤジ!」って呼ばれてるんだけど綾野剛の身体の線が細いからか貫禄は感じなくて違和感…というか綾野剛の方が年下じゃないの?っていうくらいに。
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