海に行きたくなる…
マカヴォイはなんというか、苦しむ役が上手いなぁ。。。
マカヴォイ演じるジェームズ(ややこしい笑)って基本的にずっと閉じ込められるか、痛めつけられるかなのに、辛い気持ちで見続けることがなかったのは、多分、間にダニーとの美しい思い出のシーンが挟まれているからだと思います。
精神がどんどん追い詰められていきながらも、ダニーを思い出し、理性を取り戻そうとする。そんなマカヴォイの迫真の演技を観ることができました。
アリシア・ヴィキャンデルはマカヴォイとは別の種類の苦悩を演じるのが上手い役者さんだなぁと感じました。
リリーのすべてのときもそうだったのですが、自分の考え方を100%信じることができない辛さというか、、、
この映画内では、ジェームズが置かれているのとはまた違う意味の閉鎖的空間にいて、理想と現実、理性と感情の間で悶々とする役柄を見事に表現していたと思います(^^)
二人の主演役者さんのお芝居をじっくりと観れる映画でした。
それからどうなったんだろうと想像を掻き立てられるラストも良かったです!