スズタカ

ONE PIECE FILM GOLDのスズタカのレビュー・感想・評価

ONE PIECE FILM GOLD(2016年製作の映画)
2.3
う〜ん、どう言ったら的確だろうか…迷う。

まぁ、ひとことで言うと、ダメだこりゃ!なんだけど…原作漫画が好きなので、この出来の悪さを、認めたくない訳です。

今回の映画は、原作者の尾田栄一郎さんが製作総指揮だというけど…何だコレ⁉︎

開始早々5分位で、この映画のテーマが、"お金では買えないものがある"、"お金よりも大切なものがある"なんだろうな、と分かります。

そのテーマ自体も実につまらないのに…それを、その後2時間近くかけて、こねくり回しているだけです。

とてもじゃないが、いい大人が観るもんじゃない。あまりに、バカバカしくて陳腐過ぎる。

おかしい…変だ…。俺が大好きだったONE PIECEって、こんなにくだらなくて、いい加減だったかな〜⁉︎

ストーリー自体も?だけど、設定とか行動とか…え?何故?どうして?と、おかしなことばかりが気になり、観ているのが辛くなりました。

変装道具は一体どこから…とか、何でいちいち何回も服を着替えるんだ?何でさっき負けた相手に今度は勝てたんだ??とか、全編そんな感じなんですよ…。

演出としても、良いなと思える、目を見張る様な鮮烈なシーンが、全く無かったんだよなぁ〜。

ONE PIECEの良いところとして、普通じゃ照れくさかったり恥ずかしかったりすることを堂々と言う!ってのもありますが、今作は「仲間」「信じる」という事を、そのままセリフとして何回も何回も多用し過ぎていて、それも嫌だった。

あんなに何回も言ったら、逆に嘘っぽいというか、安っぽく感じてしまいますよ。

あ〜、何だろ。このモヤモヤとイライラする感じ。

大好きだった作品、しかも尾田栄一郎さんが製作総指揮…だからこそ、大傑作であって欲しかった!!!
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