あきしげ

真田十勇士のあきしげのレビュー・感想・評価

真田十勇士(2016年製作の映画)
2.0
堤幸彦は映画監督として三流だと改めて感じた作品。

良かった点。

・豪華な出演者
・派手な製作費

悪かった点。

・真田幸村というクソ
・一切笑えないギャグ
・ムダなシーンが満載
・堤幸彦という大御所

舞台を実写映画化した作品。
このパターンで成功した例。
そんなに多くはないと思う。

やはり、舞台は舞台でやるべき。
ムリに映画化をしちゃダメです。
特に指揮を執る監督が三流だと。
本作のような残念な出来になる。

まるでアニメがゲームのような世界。
真田幸村が好きな人ならガッカリだ。
根底から人物のイメージが崩壊する。
加藤雅也の配役が逆に上手いと思う。

真田十勇士だから必然的に十人となる。
堤幸彦監督に演出する能力はないです。
そもそも主人公もマトモに描けません。
これが十人になると空気キャラと化す。
登場した時だけ目立ってあとは空気に。

冒頭の軽いノリは悪くないです。
中村勘九郎の演技は上手いです。
しかし、完全に浮いていました。
役者の頑張りが徒労になります。

合戦のシーンはじゃれ合っているだけ。
あれだけの人数なのに迫力が一切ない。
それなのにムダに血が飛ぶ演出がクソ。

終盤のシリアス展開に感情がついていかない。
誰一人として感情移入できないまま終盤へと。
それでも出演者たちは一生懸命やっています。
だが、堤幸彦監督のクソ演出で台無しになる。

こんなのが日本の頂点にいる映画監督。
そりゃ邦画界も腐っていくのでしょう。
あきしげ

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