新海誠は気持ち悪いという固定観念が長いこと俺の頭の中に居座っていて完全に一生観ない気でいたが、観なくちゃいけない用事ができたため、少しでも気が向いた時に観ることにした。それがたまたまなぜか「前前前世」を口ずさんだ昨日だった。笑
まずは、気持ち悪いなと思ったことを誰かに謝りたい気分になった。たしかに気持ち悪い部分はあるが(笑)、それだけじゃなかった。その気持ち悪さが新海誠の作家性として必要なのかと言われれば、そんなことは一切なく、ただ気持ち悪いだけなのだが、その気持ち悪さは一旦置いておけるくらいであったので、まあ(俺からすれば)我慢できるくらい。
正直に言うと、面白かった。テンションが振り切ったウォン・カーウァイみたいなものだなと思った。笑 数人のナレーションで邁進していくあの感じ、好きだった。ウォン・カーウァイにアニメを撮らせたら、もしかしたら『君の名は』に近いものになる気がするかもと想像してむりやり新海誠を少し好きになろうとしている自分が健気に思う。笑