セガール幹事長代理

君の名は。のセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

君の名は。(2016年製作の映画)
3.0
物語そのものはどうでもいいんですけど、主人公(巫女)の妹(幼女)が「お姉ちゃんの口で作ったお酒(口噛み酒)ネットで売れば稼げるよ!」って百万ダラーの笑顔でアドバイスするシーンがあるんですけど、絶望しました。
気になってる女が「実は私デリやってて」という独白に絶望した経験って男性なら人生に一度はあると思うんですが、幼女ですら売春チックなアドバイスするのが当たり前な世の中である設定は、日の本にまともな女がいないことの証明ともなりましょう。

近年の民法改正により、成年の定義が20歳→18歳へと引き下げられ、成年擬制の概念が消失しつつあります。(婚姻適齢が男女とも18歳に統一となり、「婚姻した未成年者は成年とみなす」という条文削除により)
つまり、精神的な成長に伴わずとも、日本人は大人になれる時期が早まったということです。
これは非常に危険な考えです。

私は北信濃の深緑地帯出身なのですが、そんなど田舎のヤンキー界隈では「タバコは中学から、アンパン(シンナー)は15、18までに童貞卒業できなきゃ(高校の)卒業式帰りのその足で駅前の本サロ、中卒は中退したら即」と相場が決まっていたものですが、それが単純に2年早まるということです。
ひらがなの「わ」「れ」「ね」の書き分けすら怪しい彼らですが、そういった引き算だけは出来ることを、法務省の大卒の連中は理解していないのでしょう。

先日、古い友人とパンケーキを食いに行ったんですが、見渡すと周囲は若い女の客ばかりで、しかもそいつら平気な顔で一皿2500円くらいの小麦粉の塊を頬張っているのです。
2500円って言ったら、上野の立ち飲み屋を(お通しカットで)ギリギリハシゴできるぐらいの金額だし、長野県ではコンビニバイト4時間強といったところです。
かきこめば5分で食えるパンケーキを、さも主食かのように、パクパクと口に運ぶ姿を目にすると、こいつら全員パパ活かJKリフレで稼いでいるんじゃないかという錯覚に囚われました。
お母さんが作ってくれたバースデーケーキをそんな有難がりながら食ったことねえだろ慰安婦ども、と無い胸を鷲掴んでやりたい衝動に、私の純心が支配されかけました。

戦国時代の武将が配下家臣に性の相手をさせていた「男色」という文化を簡単に否定する若い衆が一定数おりますが、結局信用できるのは女ではなく、死地をともに歩いた男♂の情であり、使い古された雄の身体に人としての愛を覚える、という帰結に辿り着くのは決して珍妙なことではない、という考え方に気付けない自分の安直さを恥じるべきです。

余談ですが、パンケーキ、めちゃくちゃ美味しかったです。感動しました。家であんなにフワッフワなやつ作れません。
ホイップクリーム、あれどうなってるんでしょう。私がいつも食ってるガストのやつと違いました。
また行きたいです。