刑事に追われる犯罪者の兄弟が、とあるビルの非常階段に逃げ込んだ。刑事もその階段に足を踏み入れるが、1階の階段を下りると何故か最上階の9階が現われ、何度下りても9階にたどり着いてしまう。そんな不可解な状況の中、兄が刑事に足を撃たれ、瀕死の状態に陥る。一方、車で荒涼とした大地を横断していた家族4人は、一本道なのに何度も同じ場所を走っていることに気づく。やがて、娘が持病である喘息の発作を起こし……。
面白いっ！！
ループ物の中ではシンプルなのに惹き込まれるものがある。極限まで不要な情報を削り取りセットも超シンプル。
シチュエーションを階段と一本道を選んだ事もアイデアとセンスの自信が伺える。
階段のループに気付くシーンを自然なワンカットで見せてくれたのはとてもテンション上がった！撮影の仕方なんて容易に想像出来るから逆にワクワクする😌
一本道での絶望感の煽り方も最高。
この手の矛盾した設定って色々と実験をしてみたくなるけどパッと思いつく事はどちらも作中でもやってくれたのは気持ちよかった。
開くわけないと思っていた箱が開いたようにクライマックスでは一気に情報が雪崩れてきて情報処理が追いつかなかった💦
けどその情報も一つ一つ理解していくと、成る程！そういうパターンね！となる。
色々とルールが面白かった。もっと評価されるべき作品。
