爆裂BOX

ナチス・オブ・ザ・デッドの爆裂BOXのレビュー・感想・評価

ナチス・オブ・ザ・デッド(2015年製作の映画)
3.9
ドイツのオーバーアマーガウに住むマーカスとトーマスは古いユダヤ人の日記にナチスの地下基地に関する記述を発見する。地下基地に黄金が隠されているという噂を聞いた二人は米軍管轄下の土地に潜入するが…というストーリー。
地下基地でナチスゾンビの群れと戦うさまを主人公のヘルメットにつけたカメラで描くPOV視点のゾンビ映画です。
ストーリーはあってないがごとしで只管主人公と極秘任務で地下基地を訪れた米軍特殊部隊がナチスゾンビと戦うさまを描いていきます。
主人公のマーカスがかなりの大バカ野郎でDQNなんでこれでダメな人もいそうですね。個人的にはどんな状況に陥ってもノリが軽くて軽口たたきまくるところが面白くて楽しめました。割と早くゾンビ殺しを楽しみ始めますし、結構強いです。
途中で登場する米軍の部隊もあっさりやられて実質二人しか活躍しません。中尉は水に落ちたライフルを手榴弾の爆発を利用して取り返すところはかっこよかったですが、あんまり活躍せず退場したのは残念ですね。
ナチスゾンビだけでなくエイリアンとUFOまで登場するのはびっくりしましたが、それほど深く物語に絡んでこなかったんであんまり出す意味はなかったかな?ドイツ語で話しかけるということ聞いて助けてくれるエイリアンは面白かったですが。
ラスボスとしてヒトラーまで登場するのは笑っちゃいました。ナチスゾンビたちがちゃんと敬礼するところは笑いました(ゾンビになったアメリカ兵はしない)
登場するセットやメイクの大半は監督がガレージで自作したそうで、洗車まで作ったのはすごいですね。
グロシーンはそんなにないですね。
全体的にかなりFPSゲームを意識して作られてるんじゃないかと感じました。監督は「コール・オブ・デューティ」のゾンビモードに影響受けたんじゃないかな。
個人的には結構楽しめましたが、ゾンビ映画結構見てる人でPOVにも耐性がある人にしかおすすめはしません。