【第56回カンヌ映画祭 監督週間出品】
『湖の見知らぬ男』アラン・ギロディー監督の初期作品。カンヌ映画祭監督週間に出品された。
これまたちょっと微妙な作品。ギロディーに波があるのか、初期作品だからなのかは保留。
どこへいくか分からない奇妙なストーリーテリングはこの頃から健在だが、かなり粗が多い。それ自体が悪いとは言わないが、ギロディーの良さがそんなに出ていないように感じた。
絵的な面白さもそんなに感じず、かといって物語が面白いかというとあまり。奇妙なストーリーというより散らかったストーリーという印象を受けた。
まぁ初期作品ということで色々試行錯誤していたのだろうとは思うが…ギロディーの中ではあまり出来がいいとは言えない作品なのではないかな。