ろくでなしの神様に自業自得的なことが起こるのが、僕にはこの映画の一番面白いところだった。
神様は実在し、ブリュッセルに住んでいる。いい感じでの出だし。
神様はどうみても『シャイニング』のジャックニコルソンでしょうという行動をとったりもする。
ジャコ・ヴァン・ドルマル監督は、洗濯機から生まれた弟セレスタンを登場させた『トト・ザ・ヒーロー』のように、本作にも洗濯機が登場する。
殺し屋がうわの空で家族から話しかけられるシーンが印象的だった。ヴェールの向こうから話しかけられているような。
短い余命のメールがきても、昨日までと同じことをするひとは幸せなのだろう。
女神様、素敵です。