このレビューはネタバレを含みます
家族について、考えると言うより感じながら観た。
自分の親と重ね合わせてしまうからか、子供を勤勉な子にしたがる母親や「きちんとしてない大人に会うのは子供にとって良くない」とか言う彼氏にめちゃ腹が立つ。思わず出てくる感情から、自分の家族観が浮かび上がってくるのも面白かった。
公園のシーン好き。登場人物への印象が結構変わったところだと思う。
そして結局それぞれがそれぞれに、ちょうどよく収まった気がした。「こんなはずじゃなかった」の先で、それも含めての人生をそれなりに幸せに生きてる。
劇的な変化は無いのに、確実に何かが変わっている、でもある意味何も変わっていない..みたいな不思議でリアルな感覚。
女性の恋愛観を油絵に例える話や、
海よりも深く人を愛したことはないけどだからこそ幸せに生きてられるみたいな話、
またいつか思い出すだろうセリフがちらほら。
母になったらまた観てみたい。
だいぶ見方が変わるんだろうな